アメリカ永住権抽選 あなたもアメリカで働けます!アメリカ永住権に当選した私の経験
抽選永住権2020年度応募締め切りが2018年11月6日に迫っています!
アメリカで働くことに興味があるけれど、ビザの申請が、、、という方、アメリカ永住権の抽選に応募してみませんか?そこで今回、過去にアメリカ永住権抽選に当選した私の経験をお伝えします。
目次
1、私の経験
応募しようと思った理由
私がアメリカ永住権の抽選に当選したのはかれこれ20年以上前になります。 ^^;
学生の頃からアメリカ留学するという夢を持っていて、もし永住権があったら留学の際面倒な学生ビザもとらなくていいし、何よりアメリカで学生をしながら働くことができる!と考えつきました。
代行業者を利用
ただ、いったいどうやって日本から応募していいのかわからなかったのですが、当時、時々読んでいた日本経済新聞の広告欄に ”アメリカ永住権抽選お手伝いします” という3X4センチくらいの小さい広告を偶然みつけ、思わずこれだ!と思ったのです。アメリカにある業者のようなところに抽選を代行してもらうものでした。
費用は最初3万円位を小切手に変えて送った記憶があります。聞いたこともない業者名で、だまされるかなと思いながら小切手を送ったのですが、数週間後に先方からエアメールで申込書が届いたので記入して返信しました。
永住権抽選は申込者数が半端なく多くて、宝くじに当たるようなものだと聞いていたので、代行の会社が本当に代行してくれて、その上当たったらラッキーだな、ぐらいに考えていました。
永住権当選!
そしてそれから何か月もたち、永住権の事はすっかり忘れていた頃、その日たまたま仕事に私が朝一番早く来て一人だった時、オフィスの電話が鳴ったのです。電話に出ると若い女性の声で、それも英語なまりのたどたどしい日本語で、私の名前をたずねた後、高揚した声で「永住権が当たった!」と言ったのです。
一瞬何のことかわからず頭が真っ白になりましたが、申込書を記入した時、そういえば勤め先の電話番号も書いたなーと思い出しました。
不思議なのですが、当たる確率がとても低いと知っていながら、私は心のどこかで必ず当たると思っていて、本当にその通りになったのです。
当選後の手続きその1
当選するとまずは永住権がまだ欲しいという返事を移民局に出さないといけないのですが、代行業者がその手続きをするのにあと6万円払えというのです。
私はその時も、もしかしたら私をだましてお金を取るつもりかも、と思いつつ、6万円は大金でしたが、賭けをするような気持ちでまた小切手を送ったのでした。すると後日、今度はアメリカの移民局から永住権申請に必要な書類一式が届いたではありませんか!
当選後の手続きその2
移民局からの書類にはこれからのどういう経緯でグリーンカードを取得していくのか説明が書かれてあります。集めなければいけない書類の説明もあり、全ての書類がそろったらそれを持って、決められた日に東京のアメリカ大使館に行って面接を受けます。
面接を受けた後は審査合格かそうでないかその日にわかって、合格したら大使館でまた書類一式(これは確か入国ビザだったと思います)が渡され、今度はその書類をもって半年以内くらいにアメリカに入国しないといけないのです。
私は正月休みを利用して、グリーンカード取得のために5日間のアメリカ旅行を計画しました。
アメリカ入国
アメリカに入国するとき入国審査官に書類を渡すと、別室へ呼ばれて簡単な面接と審査がされます。そこで問題なければ無事終了で、グリーンカードは指定したアメリカの住所に郵送されることになります。なぜ日本に送ってくれないのかと思いましたが仕方がありません。私は当時文通していた、学生の時にホームステイをしてお世話になったカリフォルニアに住むファミリーにグリーンカードの受け取りをお願いしました。
グリーンカードの受取
それから半年程ったった頃、ファミリーからグリーンカードを受取った連絡が来ました。郵送してもらっても良かったのですが、ファミリーに長い間会っていなかったので、再びカリフォルニアへ短い旅行を計画し、ファミリーに会いに行った時無事受け取ることができました。
2.当選の確率について
日本人が応募してどのくらいの確率で当たるかははっきりわからないのですが、アジア全体で1%を切る確率といわれています。
それを聞くと当たる可能性はかなり低いなーとあきらめてしまう人もいると思うのですが、ちょっと待って!!
以前アメリカで知り合いになった日本人女性と何気なくビザの話をしていた時、彼女も私と同じようにグリーンカードに当選していたことがわかりました。日本人で結構身近に同じような人がいたことに大変驚いたのです。
どこから聞いた話かはっきり覚えていないのですが、日本人でアメリカへ移り住む人の数は他の国と比べて極端に少ないので、日本人は当選する確率が格段に高いということです。私はこれを聞いて妙に納得したのです。宝くじで1万円さえ当たったことのない私が、そうでなければ、こんなに当たる確率の低い抽選に当たるわけないわなーとつくづく思ったのです。
これはアメリカ政府が正式に発信しているデーターがあるわけでもなく100%確かな情報とは言えません。でも確かにこちらに住んでみるとわかるのですが、例えばフィリピン、中国、韓国等の国の人と知り合いになると、大体ほとんどがおじいさん、おばあさん、父親、母親、兄弟等、家族全員がこちらに住んでいるというケースが非常に多い中で、日本人でそういう風に家族総出でアメリカに移り住んできたという人にはめったに出会うことがありません。
私が出会うのは、仕事でこちらに来ていていずれ帰る予定な人、とか、私のように国際結婚で、自分だけアメリカに住んでいて自分の家族は日本在住で将来もこちらに来る予定はない人がほとんどです。日本がそれだけ住みやすく、外国に移住を希望する人が少ない国ということなのでしょう。
永住権を抽選で移民に与えるのは、アメリカの人種の割合が偏らないようにするためなので、アメリカに住む日本人が少なければ、もっとアメリカに移住してもらうために枠は大きくなるでしょうし、その上日本人は応募する人が他の国に比べてかなり少ないのではないかと思います。
ですので、永住権がほしい、と心から思っている方は諦めないで応募してみてほしいと思います。
3.永住権の利点~学生の場合
私はグリーンカードを取得し、それで無事アメリカ留学ができたのですが、永住権があったので、留学から1年後には学生用のファイナンシャルエイドという制度で政府から2千ドルぐらいですが学費援助を受け取ることができました。学生ビザではもらえない援助です。当時は2千ドルでも私にとっては大きなお金でしたので助かりました。
それから学生ビザでは大学の外で働くことは禁止されているのですが、私はどこで働くことも可能でした。実際学期がはじまると、勉強の方が大変で働く時間を作ることすらできませんでしたが、学位を取った後、もう少しアメリカを楽しみたいと思い、リゾートホテルで半年以上働きました。学生ビザだと学位を取った後確か働く許可を申請しないといけない手続きがあったと思うのですが、私の場合、面倒な手続きは何もいりませんでした。
4.アメリカで正社員の仕事を
日本で特に女性がある程度の年齢を過ぎると、正社員で仕事を探すのは至難の業ですが、こちらでは、特にニューヨークではちゃんと経験があると正社員で雇ってもらえる確率が断然高いです。
私は留学を終えて日本で正社員の就職活動をしましたが、活動をしていたのが地方という事もあったかと思いますが、正直全滅でした。留学を終え、意気揚々としていたのが、一気に鬱状態のようになってしまいました。
そして今の主人と結婚が決まりこちらに来て、割と簡単に正社員の仕事に就くことができたのです。
日本はまだまだ女性には厳しい国です。男性でも同じですが、もし正社員で働きたいのに日本では雇ってくれるところがなく、でもあなたにしっかりとした仕事の経験があって英語も大丈夫なら、こちらに来て仕事を探してみるのもありだと思います。
5.永住権取得に係る費用経費等
ただ、当選して、グリーンカード取得までの道のりには先に記した内容でご察しの通り、結構な手間と経費が掛かることも事実です。これが全てではありませんが、例を挙げると、
指定された病院で健康診断やレントゲン撮影(保険は使えません)→数万円+交通費
予防接種→数万円
東京アメリカ大使館で面接→交通費
面接に合格後アメリカに入国→アメリカ旅行10万円位
私のように代行を使う→数万円 (私は10万円近く払いました^^;。)自分ですべて手続きするなら当然無料です!
私は日本からの申請でしたが、アメリカから申請する場合は費用もそれほど掛からないのではと思います。
6.その他の懸念
日本から応募する場合は、アメリカに無事ビザで入国した後グリーンカードが送られてくるのがアメリカの住所なので、誰かアメリカに住んでいる人にグリーンカードの受け取りを頼まないといけません。これもアメリカに知り合いがいなければ難しい所です。
それから、グリーンカード取得後はアメリカに住むというのがアメリカ移民局の考えなので、取得後1年以上アメリカを離れていた場合、次にアメリカに入国する時、移住する意思がないとみなされて、グリーンカードを没収される恐れもあります。
7.永住権抽選応募についての情報
永住権抽選応募は一人一回、下記アメリカ政府のウェブサイトから。無料です。英語がある程度わかるなら挑戦してみましょう。正直、それほど難しくないです。
Diversity Visa Program - Entry
応募できるのは国籍を持つ人(日本国籍は可)で、高校卒業、または過去5年以内に2年間の研修、または実務経験を必要とする職業に2年以上従事した人。過去6か月以内に撮影した写真(JPEG)が必要。解像度は600x600ピクセル。
代行業者情報
ニューヨークで代行実績のあるドイカメラさんです。日本語は左上の小さく”にほんご” と書かれてある所をクリックしてください。参考までに。
8.まとめ
アメリカ永住権、本気で移住を考えているならあきらめず、ぜひ応募した方がいいと思います。お金をそんなにかけられないとか、本気で移住する気がないなら、本気で永住権取得を目指している人たちのためにも、最初から応募しない方がいいかもしれません。
以上、読んでいただき有難うございました!
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