私のニューヨーク生活

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日本カルチャーショック~私が感じた7つの逆カルチャーショック

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 長期間海外に住んで日本に帰った時に感じる気持ちは、、、? が知りたいかたへ。

逆カルチャーショックについてはウェブ上でもたくさんの経験者が語っていますが、アメリカの片田舎に3年、ニューヨークに16年、合計20年弱の私が感じた事について、軽い感じで書いてみたいと思います。お時間がある方はお付き合いください。

 

逆カルチャーショックとは?

Weblio辞書より引用すると、異国生活にすっかり馴染んでしまって、母国の文化や環境に強い違和感や心理的衝撃を受けること、を意味する語。自国文化に対するカルチャーショック。長期海外滞在から帰国した際などに起こりやすいとされる。 となっています。

バーモント州で

私は20代後半に3年間バーモント州に住んでいたのですが、バーモント州はアメリカ北東部のニューイングランド地方といわれる風光明媚で環境の素晴らしいところなのですが、はっきり言って、何もありません!人の数より牛の数の方が多い所です。

州の中で一番賑やかなバーリントンという町は買い物や食事をするメインストリートが1つあるくらいで、その地域を出ると後は郊外に少しアウトレットがあったりはしますが、日本の物を売る店は当然なく、和食が食べられるレストランも1件だけでした。(しばらく行っていないので、もしかして今は少し状況がちがうかも?)

当然住んでいるのも白人が主流で、日本人はもちろん、ほかのアジア人に出会うこともほとんどありませんでした。

バーモントに着いて冬が近づいてくると、私はひどいホームシックになり、数か月後に一時帰国したときはもうあそこに行くのは嫌だーと強く思い、日本で暮らすことの有難さが骨身に染みました。この時点では逆カルチャーショックがどうのこうのというよりは、アメリカのカルチャーショックの方が衝撃的でした。

しかし、話はそれてちょっと宣伝したいのですが、バーモントでは9月後半から10月前半になると素晴らしい紅葉が見られます。山全体の色が赤や黄色に変わって一見の価値ありです。カバーブリッジという、冬に雪が積もって橋が壊れるの防ぐのに橋の上に家を建てたような橋が有名です。古き良きアメリカという言葉が似合う素敵なところです。冬にはいいスキー場もたくさんあります!機会があれば是非行ってみてください。

 

ニューヨークに来て

ニューヨークはバーモントとは状況が全然違います。住んでいる日本人も多いですし、日本の物を売る店やレストランも多いので、日本の故郷が懐かしい気持ちは今でもありますが、日本に帰りたいと、ホームシックになることはありません。

こちらに来て、5年くらいは毎年帰国していましたが、子供が生まれ学校に行き始めると私の仕事の都合もあり、まとまった時間が取りづらくなり、今は2年に一度くらいの割合で帰国しています。

一年に一度帰っていた頃はまだ、日本に帰国する、という感じでしたが、今では、日本に行って、こちらに帰ってくるという逆の気持ちに変わりました。日本に着いたら色々な変化に目を見張り、ニューヨークに帰ってくると何かほっとするのです。

 

私が日本で感じた逆カルチャーショック

1. 一度購入した商品の返品、交換ができない、または簡単にできない。

こちらでは返品、交換が頻繁に行われ、とても簡単です。日本に帰国した時、母がアクセサリーを買ってくれたのですが、私はそのデザインがどうしても気に入らず、高いお金を出して買ってもらったのに身に着けないのは意味がないので、買った同じ店でお私の気に入ったデザインの物と交換してもらうことにしました。

店に行ってその旨を伝えると、店員さんが店の奥に入ってマネージャーと長々と相談し、やっと出てきて同じ値段の物なら、と承諾してくれました。手続きも、かしこまった書類にサインさせられたりあんまり大がかりなので驚きました。まあ、日本では返品交換しないのが当たり前だから仕方ないですよね。

アメリカは返品交換大国ですので買い物の時気を付けたいことの一つに、箱に入ったちょっと自分で組み立てるようになっていたり、部品が入っている商品は、誰かが返品した後部品を入れ忘れている可能性がある事を疑うことです。買う前は箱をよく見て開けた形跡がないものを選ぶようにします。

 

2. 洋服を買うとき、試着ができないものがある。

 日本の服はデザインがかわいいし、サイズも合うので好きなのですが、一度デパートで素敵なサマーセーターをみつけ、店員さんに試着を申し出ると、「この商品は試着できません。」と言われ心底びっくりしました。

試着の時に顔の化粧や口紅が着く可能性があるからなのでしょうが、「フェイスカバー(試着の時に化粧が商品につくのを防ぐ薄いカバー)を使ってもダメなのですか?」と聞くと、申し訳なさそうに「この商品は試着禁止なんです。」と同じ答え。でも、服を試着なしでどうやって売るの???服売りたくないの???と思いましたねー。当然買いませんでした。買って気に入らなくて返品したくても、返品はたぶんできないでしょう。

こちらでは買う前に試着が当たり前です。セールの服などを買うときはたぶん前に誰かが着ただろうと予測し、気持ち悪いと思ったら買ったら着る前に洗濯したほうがいいです。

 

3. レディーファーストがない。

こちらのオフィスで働くと、エレベーターの乗り降りの時や、ドアから入るとき男性と女性がいたら通常女性を先に行かせてくれます。女性がぐずぐずしていると男性もずっと待っていないといけないので、女性はさっさと先に出たり入ったりが基本です。

日本ではスーツを着たいい年齢の男性でも、ドアが開いたら我先にと人を押しのけるように出る人が結構いますが、レディーファーストに慣れるとそういうのはちょっとみっともないと感じてしまいます。日本に暫くいるとこんなもんかなとまた慣れるのですが。

 

4. 小さな親切がない。

日本ではドアを開けて出たり入ったりする時、後ろに人がいようがいまいが自分が通ったらそれで良しとするところがあります。後ろの人がいるか振り返って、いたらドアを抑えてあげることはしないです。帰国した時一度二度、すぐ前の人が当然ドアを抑えてくれるだろうと思っていたら、目の前でドアが閉まり鼻をぶつけそうになりました。こちらではドアを開けたときすぐ後ろに人がいたらドアを抑えてあげるのが普通です。

こちらでは誰か階段の下で重い荷物をもって困っている人がいたら、必ずいいタイミングで誰かが助けを求め出ますが、日本では困っていても他人が助けてくれることはあまりないですよね。日本人はシャイだからですかね。でもちょっとさみしいですね。

 

5. スーツを着た大勢の人

久しぶりに東京に行った時、朝、大勢のきちんとスーツを着た人が黙々と通勤しているのを見て違和感を感じました。うまく説明できないのですが、なんか軍隊を見ているようでした。

 

6. 日本のスーパーマーケット

野菜、果物が袋詰めで売っていて、バナナ1本とかブロッコリー一株とかは買えないので不便だと感じる。こちらでは量り売りが多いです。

ショッピングカートがやけに小さく感じる。が、機能的。

 

7. ホームセンター

こちらのホームディーポ等のホームセンターは色んな種類の木材から、便器、バスタブ、ドア、蛇口やシンクなど、この店のもので家が一軒建つんじゃないかと思うくらい何でも売っていますが、日本では例えばトイレの便器とか、ドアをちょっと交換したいときとかホームセンターには売っていなのでどうするんだろうと、前回日本でホームセンターに行った際ふと疑問がわきました。

こちらでは自分で必要なものを買ってきて、大工さんに頼んでやってもらったりしますが、日本では家の中を修理する場合必ず業者を通して、その業者の扱っているものしか選べないのでしょうね。ちょっと不便だなと感じました。

 

8.その他

その他は多くの人が書かれている通り、喫煙が気になるとか、外食した時の食べ物の量やコーヒーなどの飲み物の量が少なく感じる、日本で接客が異常に丁寧に感じるといった事でしょうか。

 最後までお付き合いくださり有難うございました!

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