私のニューヨーク生活

海外生活を少しでも気分よく、自信を持って過ごしていくために

Rainだけではない雨の英語表現 アメリカで実際に使う雨の表現

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先日ニューヨークの天気は雨でした。

 

雨と聞いてふとアメリカに来て間もない頃、雨の言い方について日本と英語では違いがあるんだなと学んだことを思い出しました。

 

この記事では実際にアメリカで、Rainだけではない雨を表現する時の言い方を挙げてみます。どんな種類の雨でもRainと言っていると、ネイティブには不自然に聞こえてしまいます。

 

日本で雨を表現する時

日本では雨の表現はたくさんあります。

例えば春雨、五月雨、秋雨、小雨、夕立、通り雨、にわか雨等で、古来からの言い方までさかのぼると100くらいはあるともいわれていますが、実際に普通の人が雨が降っているのを見て言う場合は、

〇 雨が降っている

〇 土砂降りだ

〇 小雨だ

〇 にわか雨だ

くらいでしょうか。一番よく使われるのがどんな雨の時でも、ただ ”雨が降っている” という事が多く、実際の会話で例えば ”外が霧雨ている” とはあまり言いませんよね。

 

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アメリカでは全ての雨=Rain ではない

私はニューヨークに来てもしばらくは、日本にいるときと同じ感覚でぽつぽつ降る雨、しとしと降る雨、土砂降り雨、霧雨など全てを、雨が降っている、つまりどんな種類の雨でも日本では ”外は雨が降っています” と言うのを直訳して ”It is raining outside." と言っていたのですが、ある日、ネイティブの夫に指摘されました。

 

アメリカで”Rain”と言うと

   その日降っていた雨は、雨は雨でもぽつぽつ降る雨、ぽつぽつと降る雨は英語では Rain とは呼ばずDrizzleというのです。"It is drizzling outside." と言うのが正解でした。

 

アメリカでは Rain というときは 雨が本降りでしっかりふっている時 に使います。土砂降りでもなく小雨でもなく、わりと安定した量の雨(傘をささずにいるとしっかり濡れてしまうくらい)がステディに降っている状態です。

 

なので、ぽつぽつ雨なのに”It is raining outside." というと、ネイティブは ”No, It is not rainig, It is drizzling." と思うようで、変に感じるようです。

 

小雨:ShowerLight Rain

同じく、小雨、しとしと雨、細かいもう止みそうな感じの雨は、Shower Light Rain と表現します。

使い方は:

It is showering out side. 

It is raining lightly outside.

 

霧雨:Mist

It is misting outside.

 

雷雨: Thunder storm

 We are going to have a thunder storm later this afternoon.

 

土砂降り: Heavy Rain, Pouring Rain, Heavy down pour

It is rainig heavily.

It is pouring outside.

We are expecting a heavy down pour later.

 

土砂降りの英語表現に、”Raining cats and dogs”という面白い言い方があるのをご存知の方が多いと思いますが、これは比較的古い表現で、現在70~80歳代くらいの古い世代の方が使われるのをたま~に耳にすることがありますが、日常的にはもうほとんど使われない表現です。

 

 

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 まとめ

英語で雨の表現はRainだけでなく、降っている雨の状態で言い方が変わってきます。一度覚えてしまえば会話の中から外でどんな雨が降っているのかわかるし、天気の会話もより自然に聞こえるようになりますよ!

 

アメリカで子育てを経験して感じる日本の優れた事5つ

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私にはアメリカ生まれ、アメリカ育ちで、現在小学校低学年の息子がいます。だんだん学年が進むにしたがって、できることが増えてきたのですが、折に触れて日本で暮らしていたら違うだろうなと日本の優れた面を実感することがあります。

 

 息子の言葉については下の記事にも書きましたが、育った環境により英語の方が優勢で、喋るのは99%英語、日本語聞き取りはまずまずといった所です。

 通っている学校も日系の学校とかではなく、現地の普通の小学校で、親が日本人なのはたぶん彼一人なんじゃないかと思います。ですので、100%アメリカの教育システムの中で学んでいるわけです。www.loveny1.info

 

そこで、私が子育てを通じて気が付いた、日本の素晴らしい5つの事を挙げてみました。

 

 

 日本では

その1、みんな、なわとびができる

日本の学校では今でも体育の時間になわとびをするのでしょうか。私が小学生の頃は毎年冬になると学校になわとびをもって行って体育の時間に皆で授業の一環としてやっていました。

休み時間には寒くても友達と外に出てたくさん飛べるように練習したり、二重飛びを教えてもらったりして、教室に入るころには体がポカポカしていたものです。

今でも授業の一環でやっているなら健康に問題がある場合を除いて、まあ下手な子や嫌いな子はいると思いますが、日本人でなわとびを飛べない子はいないのではないでしょうか。

アメリカでは日本のように体育の時間に縄跳びはしません。なので、なわとびをやった事がない子や、なわとびを知っていてもしっかり練習した経験がないので飛ぶのが非常に下手な子が多いのです。

なわとびができないから何って思う人もいるでしょうが、私はあれはれっきとしたスキルだと思います。手で縄を回して、足元に来たら引っかからないように飛ぶ。それも連続で何回も。これをスキルと言わずして何と言いましょう。それに大変いい運動にもなります。これを日本人の多くができるのは本当に素晴らしい事だと思います。

 

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その2、大体の子供が泳げる

 日本ではほとんどの学校にプールがあって夏にはこれも体育の時間に水泳を習いますよね。ですので、まあ中には水泳が苦手で嫌いな子もいますが、大体の子は少しくらい泳げます。今もでしょうか。昔は泳げない子は夏休みに特訓に行かされたりしました。

アメリカの学校はプールのない学校がほとんどで、もちろん体育の時間に泳ぎを教わることもありません。ですので、泳げない子が意外とたくさんいるのです。

自宅にプールがある子もいますが、家のプールだと遊びが中心になる上に、泳ぎをきちんと教えてくれる先生はいないので、自分流で泳げるようにはなりますが、上手にクロールや平泳ぎができるようにはなかなかならないのです。

泳げる事は結構大事です。水に落ちてしまったときに泳げるのと泳げないのは大きな違いですから。それを考えると、日本の体育はアメリカより優れているなと思います。

 

その3、九九を覚えるのが簡単

日本では九九は、例えばににんがし、とかごっくしじゅうごとか独特の言いやすく、覚えやすい言い方で覚えていきますよね。

アメリカでは、九九を覚える時はなんと、2x2=4、つまり、"Two times two is four" とか、5x9=45、"Five times nine is fourty five" と覚えやすい言い方も何もなく、そのまま丸ごと式を覚えていくやり方なので、非常に覚えづらいのです。頭が良くてすぐに覚えてしまう子ももちろんいますが、それでもほとんどの子が結構大変な思いをして覚えていくようです。

アメリカと比べると、日本の九九の覚え方は素晴らしいです!

九九と言えばそろばんも日本独特のものですよね。指先を器用に使って計算していく。簡単な計算なら計算機よりはやかったりします。私も時々息子にそろばんを教えられたらなと思います。

 

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 その4、大体の人が自転車に乗れる

日本でも東京の都心など都会育ちの人は乗れない人が多いと聞きましたが、住んでいるのが都会でないなら、男女を問わず、大体の人が自転車にのれますよね。

自転車通学,通勤も多いですし、乗れないと不便な場合が多いからです。なのでみんな小さい時から乗れるように練習します。

アメリカは車社会。都会以外ならどこに行くのも車です。自転車はレジャー目的で乗りたい人だけが買って乗れるようになる。ですので、大人でも特に女性だと、意外と自転車に乗れない人がいたりします。

確かにアメリカは車社会で日本に住んでいる時のようにどこでも自転車で行くのは危ないです。

でも自転車大好きな私からすれば、乗れるのと乗れないのは大きな違いです。天気のいい日に自転車を車に積んで、綺麗な場所でサイクリングするのは楽しいですから。

 

その5、日本の学校給食は素晴らしい

日本の学校給食って、ちゃんと栄養士さんが栄養を考え、献立を作成してバランスの良いものが出されます。それに出てくるもの全部とは言いませんが、結構美味しいですよね。同じ月に同じメニューが出てくることもまずありません。

アメリカの学校は、ランチ持参もできますが、持参しなかった子はカフェテリア式のランチルームでランチを買うことになります。

代表的なメニューは、ピザ、ハンバーガー、チキンに衣を付けて揚げたチキンフィンガー、ターキーやチキンサンドイッチ、サラダ、グリルドチーズと言う、チーズサンドイッチ等に、牛乳かジュース、付け合わせに野菜や果物1種類。こんな感じです。こんな感じの食べ物がぐるぐる週替わりで出てきます。

栄養も野菜摂取もあったもんじゃないです。

自分が子供の時には別に特別とも思っていませんでしたが、本当にとてもありがたい日本の学校給食ですよね。

 

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 まとめ

日本で生活していると本当は素晴らしい事でも特に何も感じずに暮らしている人がほとんどでしょう。日本を出た時初めてありがたさに気づくことがあります。

日本の素晴らしい所、いつまでも素晴らしいままでいてほしいと思う今日この頃です。

 

有難うございました。 

コスタリカで学んだコーヒー豆の選び方 アメリカで(日本でも)コーヒー豆を選ぶ時の5つのチェックポイント

 

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専門店でコーヒー豆を選ぶとき、どの豆を買ったらいいのか迷いませんか?

 

この記事では数あるコーヒー豆の中から、いい豆を選ぶ5つのチェックポイントをご紹介します。

 

袋に入って売られている豆は中を確認できませんので、袋に入る前の状態で売られている場合に限ります。

 

 

 


アメリカのコーヒーは薄くてあまりおいしくないというのが長年の定番でしたが、近年こちらでもおいしいコーヒーを求める人が多くなったのか、ニューヨークではおいしいコーヒーを出す店が増えてきました。

 

外で飲むコーヒーもおいしいですが、週末など家でゆっくりしたいときに、自分でおいしいコーヒーを入れるのもまた良いものです。

私が日本に住んでいた時は、住んでいたのが田舎のせいもあったのでしょうが、コーヒー豆を自分の目で実際に見て選んで買える店がほどんどなかったのですが、ニューヨークでは色々な種類の豆が店に置いてあって、目で見て選んで買える店がちょこちょこあります。

 

コーヒー豆専門店

私の好きな店、マンハッタンのウエストビレッジにあるPorto Rico というコーヒー豆の老舗もそのような店の一つで、古いドアを開けて中に入るとコーヒーの香ばしい香りが店いっぱいに広がっていて、麻袋に入ったコーヒー豆が床に所狭しと並べられています。

 Porto Rico Importing Co.

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この店の奥で焙煎もしています。豆の値段は他の店と比べると良心的です。

ここはオーガニックコーヒーも種類豊富に取り揃えてありますので、オーガニック好き&コーヒー好きな人は機会があればぜひ行ってみてください!

 

でもこういう店に行くと、沢山の種類の豆の中から一体どのコーヒーを何を基準に選んでいいのか疑問になります。

豆は生産国、色、大きさ、種類 色々あってかなりなコーヒー通でないと一体何が何なのかわからないのが正直なところではないでしょうか。私も去年の夏まではそうでした。

 

コスタリカでコーヒーについて学ぶ

2017年の夏、南米コスタリカへ旅行に行ったのですが、コスタリカは知る人ぞ知るスペシャルコーヒーの産地なのです。

 

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コーヒー園のツアーに参加した時に、ガイドさんからコーヒーについてたくさんの事を学びました。その中でもすぐに役立つコーヒーの選び方を5つ挙げてみました。

 


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豆の選び方5つのチェックポイント

1、豆の大きさ:小さいものが良い

豆は小さければ小さい程香りが良いそうなので、小さいものを選びましょう。

なぜ小さい豆が香りがいいのかというと、雨が少なく過酷な環境でゆっくり育った豆は、香りが豆の中に凝縮されるのだそう。

 

2、豆の粒:大きさがそろっている

大きい豆や小さい豆が混じったものではなく、粒がそろっているものがよい。

 

3、色:豆の色がそろっている

一つの産地からの豆で、白っぽい豆や黒っぽい豆が入り混じっているのは質が良くないそうです。色のそろったものを選びましょう。

 

4、焙煎:真っ黒になるまで焙煎されているものは避ける

焙煎の長さによってコーヒーの風味も変わってくるので好みによりますが、ただ、真っ黒になるまで焙煎されているものは真っ黒にすることによってコーヒーの質の悪さを隠していることが多いそうなので、黒すぎるものは選ばない方が正解です。

 

5、つや:つやはない方が良い

豆を見渡すと、焙煎時間が長く、黒くて豆から油が出てつやつやになって、黒光りしているのがありますが、豆が黒くなって油が出るまで焙煎されたコーヒーは味も良くないし、実際体にも良くないそうで、中には飲んで腹痛を起こすケースもあるそうです。

これを聞いて、あっと思ったのですが、私自身も黒くて艶のあるコーヒーがおいしいと思い込んでいた時分、そういえばそういうコーヒーを飲んだ後はよくお腹が痛くなっていました!

 

    

 豆を買う

豆を選んだら、買うのは大体1週間で飲み切れるくらいの量を買うのがいいようです。アメリカでは1ポンド(453g)、ハーフポンド1/2(226g)、クウォーターポンド1/4(113g)、この3つのどれかで注文することが多いです。

豆はグラインドするか、ホールビーンズのままか聞かれます。

 

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私はいつもホールビーンズのまま買って、家で飲む前にグラインドします。

 

カフェインなしのコーヒー豆

コーヒー豆の専門店には大体カフェインの入っていないDecaf(デカフェ)の豆も置いてあります。私はいつも普通の豆と、Decafの豆、両方買って、夜に飲むときはDecafにしています。

味は普通の豆と全くと言っていいほど変わらないので、コーヒーが好きだけれど、夜飲むと眠れなくなるという人はぜひ試してみて下さい。

グラインダーについて

私は以前コーヒーグラインダーは電動式のものを使っていたのですが、それが壊れて手動式のに変えたのです。

手動式の方がおいしいと聞いてそちらにしたのですが、驚いたことに同じ豆でもコーヒーの味が違うのです!手はだるくなりますが、味が全然違います。

コーヒー通の方はきっとご存知とは思いますが、もし手動式を試したことがなければぜひ手動式のグラインダー、使ってみて下さい。

 

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私が使っているハリオのグラインダーです。

 

 

 

これはコスタリカのツアーガイドさんからのトリビアですが、去年コスタリカのある地域のコーヒーが品評会で世界一に選ばれたそうなのですが、それを高額で落札したのが日本の会社で、なんと、そのコーヒーを飲むとなると、一杯5千円以上するそうです!

ガイドさんは私が日本人と知ると嬉しそうにこの話をしてくれました。

 

 皆さんが美味しいコーヒーに出会えますように♡ 

 
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アメリカで簡単夕食 ロティサリーチキン

 日本ではスーパーなどに行くとお総菜コーナーがあって、夕食を作る時間がなかったり、作るのが面倒な時、ご飯を炊いてお総菜を買ってくれば時間と手間をかけずに簡単夕食ができてしまいます。超便利ですよね。

でもアメリカでは日本みたいにご飯とあうような手軽なお総菜は、ごく普通の地域だとまず手に入らないです。

 

そこで今回、アメリカで(多分どの地域でも)簡単に手に入るこの調理済みのホールチキンを使ったディナーをご紹介したいと思います。

 

こちらに長く住んでいるので知らなかったのですが、今では日本でもわりとおなじみのようですね。ネットで検索してみたらたくさん出てきました。記事はやめようかと迷ったのですが、せっかくなので載せてみたいと思います。

 

チキンはすでに焼いてあるので切って食べるだけ。超簡単!働く主婦の味方です!

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今回私が買ったのはニューヨーク、ニュージャージー、コネティカットエリアにあるFAIRWAYというスーパーマーケットで売っているチキンです。

FAIRWAYはオーガニック食材を多く扱っているのと、一般食材も普通の物から高級食材までわりと幅広く扱っていて私もちょくちょく買い出しに行きます。

普通のスーパーではオーガニックのロティサリーチキンを置いてあるのを見た事がないのですが、FAIRWAYにはオーガニックチキン、抗生物質を使っていないチキンがあります。

 

オーガニックチキンは11ドルくらい、今回私が買った抗生物質使用なしのチキンは8ドルでした。普通のスーパーの普通のチキンが6ドルくらいなので、ちょっと値段が高めではあります。

味は、レギュラー、バーベキュー、ハーブ、レモンハーブ等がありました。私はハーブを購入しました。

 

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 付け合わせにマッシュポテト、ブロッコリーと人参のガーリックオイル炒め、あとチキンとポテトにかけるグレービーソースを用意しました。

 

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グレービーソースはスーパーで売っているHEINZの瓶入りチキングレービーソースを開けて、小さいなべて温めました。

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ディナー完成!

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 店によってはチキンがパサパサしておいしくないこともあるのですが、このチキンは中がしっとりして、中にちゃんと束ねたハーブも入っており、味もわりとしっかりついていて、まずまずおいしかったです。

簡単ディナー参考まで。有難うございました!

 
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不条理な事を体験する大切さ 子供に嫌なことも体験させる

最近子育てについて思うことがあったのでブログ記事にしてみました。

 

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私の職場のある部署で人が急に退職して、その後に新しい人が採用されました。

  採用されたのは20代後半のアメリカ人女性。まだ学校でいくつかクラスを取っている半分学生さんでした。

その部署の前を通ることがよくあったので、彼女を見かけては、新人さん、頑張っているかなと自分とは関係ないながらにちょっと気にかけていました。でも2週間くらいたった頃急に見かけなくなりました。

その部署の人に彼女どうしたの?と聞くと2週間でもうやめてしまったとの事。なぜやめたのか気になったので聞いてみると、特に大きな失敗をしたとかではなくて、どうやらその部署のある人から、ちょっときつい言い方で注意された事が理由のようでした。

私はそれを聞いて、えっ、それだけの理由でたった2週間で辞めるなんて、、、と思ってしまいました。

 

彼女に本当に何があったのか、本当はもっと誰も知らない何かひどいことがあったのかもしれません。そこの実際の所と彼女の心理は誰にもわからないのですが、誰に聞いてもその一度きつい言い方をされた以外に理由が見当たらないというのです。

 

私は想像を巡らせて、彼女は子供の頃から親から叱られるよりも褒めて育てられたのではないかと結論を出しました。

アメリカで子供は叱るより褒める方が良いとされる風潮があったように思いますが、彼女はまさにそういう環境の中で育ってきたのではないかと。

なので、ちょっと怒られたり、自分を否定されるようなことが起こると耐えられない。

 

でも実際の社会は、不条理な事がたくさん起きますよね。心の中では自分が正しいと思っていても自分が謝らないといけない出来事が起きたり、自分は悪くないのに自分のせいにされるはめになったり。

辞めていった彼女はそういう経験を今まで十分にしてこなかったから、それを乗り越える強さが備わってなかったのでしょう。

話を聞くと、彼女に注意した人はきつい言い方を誰にでもするような人で、ちょっと我慢してやり過ごせば、あの人はあんな人なんだって割り切れて、せっかく決まった仕事を辞めなくてもよかったんじゃないかと思うのです。

 不条理を経験すると強くなる

私も今まで生きてきて、たくさんの納得のいかないこと、腹の立つこと、自分ではどうしようもできないやるせない事を経験してきました。嫌なことはやっぱり嫌ですが、でも自分の経験から人生納得いかないことが起きる事もあることを知っているので、それをやり過ごせばまた道が開けることも学んできました。

 不条理なことを経験することがいいと言っているのではないのです。本当にひどいことにはちゃんと対応するべきだし、もちろん自分を守るために時には逃げるが勝ちの時だってあります。

子供の頃から守られすぎず、不条理を経験してきた子はやっぱり強く育つのではないかと思いました。遊んでいて知らない人に怒鳴られたりだとか、きょうだい喧嘩をしたら自分は悪くないのに親から自分が責められたり。自分なりにこういうこともあるんだって学んでいく。

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 アメリカにはヘリコプターペアレントという言葉がありますが、ヘリコプターが目標に向けてホバリングするように、子供をいつも見ていて、子供が困ったり傷ついたりしないように立ち回る親の事です。

このような親だと子供のうちは親が問題を全て解決してくれるのでいいけれど、いざ自立するときに自分では何一つ問題解決することができなくなってしまう。

親の役目

親の役目としては、子供を必要以上に守る事ではなく、ある程度子供に嫌な事、納得いかないことも経験させて黙って見守る事なんじゃないかと思いました。

読んでいただき有難うございました。

 
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アメリカでステーキを焼く おいしいステーキの買い方焼き方

 アメリカといえばやはり肉、ステーキでしょう!

 

ニューヨークには有名なステーキハウスがたくさんあります。ステーキハウスで自分好みに焼かれたステーキをいただくのは超幸せな時間です。でもおいしいステーキを買って来て自分で焼くこともできます。

ここではおいしいステーキの買い方、自宅での焼き方等を紹介してみたいと思います。

 

 

肉屋(Butcher)を選ぶ

まず、本当においしいステーキを自分で焼いて食べてみたいなら、肉はスーパーではなく肉の専門店、”Butcher” で購入します。Butcherにも色々あって、比較的値段の安い肉類しか置いていない店から、1ポンド50ドルくらいする超高級なステーキを扱う店まで色々です。

肉屋を見つけたら、一度自分が買いたいようなステーキを置いているか、中を覗いてみるのが一番です。

その他には自分の住む地域で人気のある肉屋をYelp等、インターネットで探してみて口コミを読む方法もあります。わりと自分のあまり普段行かないエリアに、小さいけれどいい店があったりするものです。

https://www.yelp.com/

 私が自分の住むエリアでひいきにしている肉屋を見つけたのもインターネットでした。

 

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肉を選ぶ

よさそうな肉屋を見つけたら、店の人においしいステーキを探していると伝えると、いくつか勧めてくれます。

私個人は、ステーキを買うときはだいたい骨のついているポーターハウスステーキを買います。なぜなら今まで買ってみて、一度も外れがなかったからです。その他だと、サーロイン、フィレなどもお勧めです。

ポーターハウスステーキは、すでに丁度いい厚さに切られていることもありますが、肉の塊を置いてあって、好みの厚さに切ってくれる時もあります。肉屋の人に何人分を買いたいのか伝えるとちょうどいい厚さに切ってくれます。

ただ、あまり厚すぎるのはお勧めしません。中まで火が通るのに時間がかかって焼くのが難しいからです。私個人的には1.5インチくらいの厚さがちょうどいいのではないかと思います。

 

下は私が買ったポーターハウスステーキ。3人分と言ったら厚さ2インチ(約5センチ)に切ってくれました。

値段は1ポンド17ドル。このステーキは2.6ポンドだったので45ドルぐらいでした。

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下ごしらえ

肉は焼く1時間ほど前には冷蔵庫から出して常温にしておきます。

肉にする塩ですが、焼くまでに1時間以上あれば塩をしてもいいですが、1時間を切っていたら焼く直前にします。なぜかというと、塩をかけると肉から肉汁が出てくるのですが、1時間経過すると、一度出たその汁がまた肉に吸い込まれるので肉がジューシーに保たれたままになるのです。私は2時間前には塩をしておきます。

塩はきめの粗い粗塩を多めに肉の表面に刷り込むようにします。お好みで胡椒も振りかけます。

 

焼いてみましょう!

ステーキを焼く時はフライパンやバーベキューのグリルで焼くこともできますが、私がお勧めするのはアメリカで一般的なストーブにあるオーブンのちょうど下についているブロイラーを使って焼く方法です。

 

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赤矢印の所がブロイラーです。

 

オーブンのつまみを一番熱いBROILにセットして5-10分温めます。温める際に、肉を置く調理器具も一緒に熱くしておきます。

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!注意! 肉を置いて焼く調理器具は必ず金属製のものを使用してください。陶器やガラス製をブロイラーに入れると割れますので絶対に使わないように。

 

ブロイラーが十分温まったら器具を出して肉を置きます。その時ジュッという音がするくらい熱くなっている方がいいです。

焼く時間ですが、肉を買う時に肉屋さんにブロイラーで焼く場合は片側4~5分、裏返して4~5分で十分といわれるのですが、うちのブロイラーはそれほど熱くならないのか片方5分程度だとまだ中がレア状態なのでいつも片側8分くらいは焼くようにしています。

私が買った今回の肉は2インチと厚かったので、片側13分焼いても中から血が出てくるくらいでした。私の夫は血の滴るくらいのステーキが好きなのでちょうどよかったのではありますが、、。

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ですので、焼く長さは個人のお好みによります。自宅で最初に焼くステーキは実際に焼いてみないとわかりませんが、何度か焼いていくうちに自分の使っているオーブンの癖みたいなものや、自分の好みの焼き加減だとどのくらい焼けばいいか、感覚がつかめてきます。

 

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片方が焼けたら、一度ブロイラーから出して裏返し、またブロイラーに戻して同じ時間焼きます。

 

肉が焼けたら

 肉が焼けたら皿に移し、5-10分位休ませます。このとき肉は切らないで休ませます。切ると肉汁が出てしまいます。冷めるのを防ぐためにアルミホイルをかぶせてもいいです。

 

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今回買ったったこの厚さ5センチステーキ、3人で食べたのですが、肉がとても柔らかく風味も抜群で、みんなお腹いっぱいになりました!

まとめ

 いい肉に出会えたらぜひ自分で焼いてみるのをお勧めします。私の買ったステーキ、ピータールーガーのようなレストランは別格ですが、ちょっとそこら辺のステーキハウスで食べるステーキより美味しかったです!同じ質のものをレストランで3人で食べたとすると100ドルじゃ全然足りないので、そう考えたら大変お得です。

ステーキを焼くのは意外と奥が深く、英語で検索すると色々な人が色々なことを言っていて実に面白い。私もまだまだ上手に焼けるようになりたいです。

是非試してみて下さい。!

 
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不安な時はその不安に自ら飛び込んでみる アメリカでの生活、仕事の不安について

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昨日、私が購読している白柴さんの下に貼ったこの記事を読んでいて、妙に自分の中で納得するものがありました。 

www.healthypine.com

 

 特に ”自ら積極的に動くと見えてくるものが変わる”と書かれてある箇所がありましたが、本当にそうだなと自身で実感したことがあります。 

 

白柴さんは海外生活について書かれていますが、私は海外生活を通算すると20年弱になり、今では海外生活が楽しくないといった事はなく、生活そのものに対する不満や不安はないです。

 

私が不安に思っていたのは、今の自分が仕事で置かれている状況でした。実はこのブログを始めたきっかけの一つが自分の今の仕事に対する不安からでした。

今の仕事→いつまでこの仕事をやり続けたいのか、続けられるのか自信がない→今の仕事を辞めてもなにかで収入が得られれば→ブログをやってみよう

と思った次第です。

 

今の会社で仕事を始めてもう10年が経ち、自分なりに真剣にやってきて、それなりの成果を出すことができたとは思いますが、今振り返って考えてみると、どこかで自分の上のベテラン社員に甘えていて、仕事を自分自身で究極まで突き詰めてやってこなかったと思うのです。

難しい事が起きると、これを処理するのは私より肩書が上の人、とか、私は今この仕事に忙しいからその複雑な件は他の人に任せるとか、はっきり口に出してこそ言わないけれど、自分の中でなにかと理由をつけて難しいことに関わらないことを正当化していたのです。要するに受け身だったのです。

この2年で会社全体、私のいる部署内でも色々な事が変化し始め、約1年前に今まで内容は知ってはいたけれど、私自身あまり経験してこなかった仕事を割り当てられました。

私はその仕事を完璧にこなす自信がなかったので、それが決まって不安で不安で仕方がなかったのです。考えると夜も目が冴えて眠れないことがありました。転職も考えました。

不安になり、悩み、色々考えた挙句、私は腹を決めました。不安、不安と思う前にその仕事に自ら飛び込んでみよう、やるしかないと。

それからは自分が他の仕事を抱えていようが、面倒な件や複雑な件があると自分から積極的に関わるようにしました。自分の担当でなくても他の人が何かに直面していたら顔を突っ込んで何が起きたか、どうやって解決するのか知ろうとしたり、新しい仕事に関しても、”できるかどうか不安”はとりあえず置いておいて、とにかくその時に自分のできるベストを尽くすことだけを心がけるようにしました。

 

それから一年がたち、今どうなったというと、今の私の気持ちは、一年前に自分が思っていたほど新しい仕事は悪くなかった、という事です。

まだまだ自分一人では解決できそうもないと思える事はたくさん出てきて、ストレスを抱えたり、失敗する日々もありますが、以前のように眠れないほど不安に感じることがなくなりました。

受け身から攻めに変えてみた事で、なるようになるもんだと自信がつきました。

このまま続けて、その仕事に対して自分が思う完璧に近づけるのかどうかはまだ検討も付きませんが、とにかく今は目の前の事を一つ一つ、自分ができるベストで対応すること以外ないのだと気付きました。不安ばかり抱えていても何の解決にもならないのです。

 

海外生活に関しても同じだと思います。

海外生活がつまらないのは何かに対して不安や不満があるからで、不安や不満を持っているうちは受け身状態なのではないかと。

 もし不安、不満があるなら受け身ではなく攻めに変えてみませんか?

 例えば:

つまらないのはなかなか友達ができないから?では自分から積極的に友達を作ろうとしてみたら?

英語がわからないから生活が不安?→ 時間が許す限り英語を勉強するだけ。

分からないことがあって困っている→ わかるようになるまで人に聞きまくる、調べまくる

 

私自身も正直この先自分の仕事の状況が一体どうなっていくのかわかりません。でもわからない将来の事を悩むより、今自分から積極的に行動を起こしていくと何かが変わり始めるのではないでしょうか。それもきっと良い方向に。 

 

白柴さん、記事を貼らせていただいた事と、私にインスピレーションを有難うございました。

 
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