コスタリカで学んだコーヒー豆の選び方 アメリカで(日本でも)コーヒー豆を選ぶ時の5つのチェックポイント
専門店でコーヒー豆を選ぶとき、どの豆を買ったらいいのか迷いませんか?
この記事では数あるコーヒー豆の中から、いい豆を選ぶ5つのチェックポイントをご紹介します。
袋に入って売られている豆は中を確認できませんので、袋に入る前の状態で売られている場合に限ります。
アメリカのコーヒーは薄くてあまりおいしくないというのが長年の定番でしたが、近年こちらでもおいしいコーヒーを求める人が多くなったのか、ニューヨークではおいしいコーヒーを出す店が増えてきました。
外で飲むコーヒーもおいしいですが、週末など家でゆっくりしたいときに、自分でおいしいコーヒーを入れるのもまた良いものです。
私が日本に住んでいた時は、住んでいたのが田舎のせいもあったのでしょうが、コーヒー豆を自分の目で実際に見て選んで買える店がほどんどなかったのですが、ニューヨークでは色々な種類の豆が店に置いてあって、目で見て選んで買える店がちょこちょこあります。
コーヒー豆専門店
私の好きな店、マンハッタンのウエストビレッジにあるPorto Rico というコーヒー豆の老舗もそのような店の一つで、古いドアを開けて中に入るとコーヒーの香ばしい香りが店いっぱいに広がっていて、麻袋に入ったコーヒー豆が床に所狭しと並べられています。
この店の奥で焙煎もしています。豆の値段は他の店と比べると良心的です。
ここはオーガニックコーヒーも種類豊富に取り揃えてありますので、オーガニック好き&コーヒー好きな人は機会があればぜひ行ってみてください!
でもこういう店に行くと、沢山の種類の豆の中から一体どのコーヒーを何を基準に選んでいいのか疑問になります。
豆は生産国、色、大きさ、種類 色々あってかなりなコーヒー通でないと一体何が何なのかわからないのが正直なところではないでしょうか。私も去年の夏まではそうでした。
コスタリカでコーヒーについて学ぶ
2017年の夏、南米コスタリカへ旅行に行ったのですが、コスタリカは知る人ぞ知るスペシャルコーヒーの産地なのです。
コーヒー園のツアーに参加した時に、ガイドさんからコーヒーについてたくさんの事を学びました。その中でもすぐに役立つコーヒーの選び方を5つ挙げてみました。
豆の選び方5つのチェックポイント
1、豆の大きさ:小さいものが良い
豆は小さければ小さい程香りが良いそうなので、小さいものを選びましょう。
なぜ小さい豆が香りがいいのかというと、雨が少なく過酷な環境でゆっくり育った豆は、香りが豆の中に凝縮されるのだそう。
2、豆の粒:大きさがそろっている
大きい豆や小さい豆が混じったものではなく、粒がそろっているものがよい。
3、色:豆の色がそろっている
一つの産地からの豆で、白っぽい豆や黒っぽい豆が入り混じっているのは質が良くないそうです。色のそろったものを選びましょう。
4、焙煎:真っ黒になるまで焙煎されているものは避ける
焙煎の長さによってコーヒーの風味も変わってくるので好みによりますが、ただ、真っ黒になるまで焙煎されているものは真っ黒にすることによってコーヒーの質の悪さを隠していることが多いそうなので、黒すぎるものは選ばない方が正解です。
5、つや:つやはない方が良い
豆を見渡すと、焙煎時間が長く、黒くて豆から油が出てつやつやになって、黒光りしているのがありますが、豆が黒くなって油が出るまで焙煎されたコーヒーは味も良くないし、実際体にも良くないそうで、中には飲んで腹痛を起こすケースもあるそうです。
これを聞いて、あっと思ったのですが、私自身も黒くて艶のあるコーヒーがおいしいと思い込んでいた時分、そういえばそういうコーヒーを飲んだ後はよくお腹が痛くなっていました!
豆を買う
豆を選んだら、買うのは大体1週間で飲み切れるくらいの量を買うのがいいようです。アメリカでは1ポンド(453g)、ハーフポンド1/2(226g)、クウォーターポンド1/4(113g)、この3つのどれかで注文することが多いです。
豆はグラインドするか、ホールビーンズのままか聞かれます。
私はいつもホールビーンズのまま買って、家で飲む前にグラインドします。
カフェインなしのコーヒー豆
コーヒー豆の専門店には大体カフェインの入っていないDecaf(デカフェ)の豆も置いてあります。私はいつも普通の豆と、Decafの豆、両方買って、夜に飲むときはDecafにしています。
味は普通の豆と全くと言っていいほど変わらないので、コーヒーが好きだけれど、夜飲むと眠れなくなるという人はぜひ試してみて下さい。
グラインダーについて
私は以前コーヒーグラインダーは電動式のものを使っていたのですが、それが壊れて手動式のに変えたのです。
手動式の方がおいしいと聞いてそちらにしたのですが、驚いたことに同じ豆でもコーヒーの味が違うのです!手はだるくなりますが、味が全然違います。
コーヒー通の方はきっとご存知とは思いますが、もし手動式を試したことがなければぜひ手動式のグラインダー、使ってみて下さい。
私が使っているハリオのグラインダーです。
これはコスタリカのツアーガイドさんからのトリビアですが、去年コスタリカのある地域のコーヒーが品評会で世界一に選ばれたそうなのですが、それを高額で落札したのが日本の会社で、なんと、そのコーヒーを飲むとなると、一杯5千円以上するそうです!
ガイドさんは私が日本人と知ると嬉しそうにこの話をしてくれました。
皆さんが美味しいコーヒーに出会えますように♡