ニューヨーク地下鉄 サバイバル! 地下鉄通勤ラッシュアワー攻略法10項目!!
東京のラッシュアワーの地下鉄や電車の込み具合は世界的に有名ですが、ニューヨークのラッシュアワーの酷さもこれまた負けたものではありません!乗る駅やラインによりますが、雨の降っている朝などは、それこそすし詰め状態となります。
日本ではラッシュアワーは込み合いますが、電車自体が遅れたりキャンセルになったりすることはまずありませんよね。ニューヨークでは遅れ、キャンセルは日常的に起こります。
そこで、マンハッタンに通勤15年の地下鉄乗車経験からラッシュアワー時に地下鉄に乗る時のポイントを10個書き出してみたいと思います。
目次
- 1.地下鉄に乗る前に
- 2.地下鉄マップを携帯
- 3.わからなくなったら人に聞く
- 4.ホームの込み具合を目で確認する
- 5.アナウンス について
- 6.座りたい時
- 7.座る時気を付ける事とホームレス
- 8.変な人がいたら
- 9.降りる人が先
- 10.体に当たらない
- 11、最後に
- まとめ
ラッシュアワーはいつ?
ラッシュアワー、電車が混んでくるのはだいたい月曜日から金曜日の朝は7時から10時くらいで、夜は4時半から7時くらいです。
1.地下鉄に乗る前に
できれば毎日(朝と帰宅前)地下鉄に乗る前にMTAホームページをスマホにブックマークしておいて、ちゃんと自分の乗るラインが正常に運行しているか確認しましょう。
自分のいつも乗るラインが遅れていたら、他の普通に走っているラインに乗ることも検討します。なので、自宅と勤務先の近くのどこにどのラインの駅があるのか、どうやってそこまで行けるか事前に把握しておくと便利です。
ただし、いつも乗る地下鉄がその時遅れていても、結構すぐ問題解決して、またすぐ普通に走り出すときも多々あるので、非常に大事な用事で出かけるのでなければそっちに賭けてみるのもありです。
2.地下鉄マップを携帯
地下鉄マップはできればいつも携帯しましょう。乗っている途中でアナウンスが流れ違うラインを走ることになったと言うことが起きても、マップがあればどこで降りたらいいかわかります。マップは時々MTAが作ったものがチケットブースの横などにおいてあることがあります。ないことの方が多いのですが、見つけたらラッキー!無料です。もらっておきましょう。
3.わからなくなったら人に聞く
信号の不具合やアクシデントなどで走るラインが急に変わって、どうしていいかわからずパニックになりそうな時は、横の人が親切で常識のありそうな人なら聞いてみるのもいいです。いざという時、ニューヨーカーは意外に親切で、もし知っていたらきちんと教えてくれる人が結構います。でも横の人が変な人そうなら聞くのはやめておきましょう。
4.ホームの込み具合を目で確認する
メトロカードをスワイプして使用する前にホームの混み具合が覗けるならよく見ましょう。人がいっぱいであふれているようなら地下鉄が遅れている証拠です。行きたい場所が比較的近いなら歩くか、他のラインに乗った方がいいです。スワイプした後でいつまでたっても来ないので歩くことにしても、返金はしてもらえない場合がほとんどです。ただしこれはカードを使う前にホームの込み具合が見える場合のみ有効です。
5.アナウンス について
1.「この電車の後ろにすぐ次の電車が来ています」There is another train directly behind us.
地下鉄が遅れていて、長い時間待ってやっと来た。でも人がいっぱいで乗れないかもという時、地下鉄内からこのようなアナウンスがよく流れます。このアナウンスは本当の時もあるけれど、うその可能性も大。これをのがしたら次の電車がいつ来るかわからない事もあるので、早く帰宅したいとか急いでいるなら無理しても乗った方が正解です。
2.「警察が調査中」Due to Police investigation
乗っていて途中で止まり、車内アナウンスからこれが流れたら動き出すまでかなり時間がかかることを覚悟しましょう。 私は乗っている途中で止まってこのアナウンスが流れたら、降りて歩くことにしています。
3. 「具合の悪い人がいる」Due to sick passenger
この場合もかなり長い間止まることがあります。というのは電車内で具合が悪くなって動けなくなった人がいたら、他の乗客やMTA職員が勝手に手を貸して降ろしたりすることはできないのです。なので、救急車の到着を待って救急隊員が来てその人を地下鉄から下すまで電車が止まっていることになります。
6.座りたい時
ニューヨークの地下鉄ホームには、日本のようにここにドアがきますという印がありません。ですので、座りたい時には、地下鉄がホームに入ってきて止まる時、毎日同じ地下鉄に乗っているとわかってきますが、どこにドアが来るのか把握しておいてドアが来る場所に立って待ちドアが開いたらさっと入れるようにします。
席が空いてなければドアの近くから離れて座っている人の前に立つ。運が良ければその人が去れば座れる。これは日本でも同じですね。
7.座る時気を付ける事とホームレス
座る前はシートが汚れていないかシートをよく見ましょう。コーヒー等がこぼれていたり、たまにホームレスが座った後で非常に汚いことがあるので十分注意が必要です。
それと、乗った地下鉄の車内にホームレスがいたらなるべく近づかないようにしましょう。なぜかというと、蚤などがいて、運が悪ければうつる可能性がなきにしもあらずだからです。
8.変な人がいたら
一人でぶつぶつ独り言を言っていたり、何が理由かわからないけれど一人で勝手に怒っているようなちょっと精神的におかしいのではないかと思われるような人が近くにいたら、絶対に目を合わせないようにしましょう。下手に目を合わせるといちゃもんをつけられたり、絡んでくる恐れがあります。
9.降りる人が先
日本でも同じですが、地下鉄に乗るときは早く入って席を確保したい気持ちはわかりますが、人が出てくるのを待ってから入るようにしましょう。まだ人が出ているのに無理に入ろうとすると、わざと体に思いっきりぶつかってきて無言の抗議したり、大声で文句を言う人がいます。
10.体に当たらない
日本ではものすごく混んでいる車内でも喧嘩が始まったのは見たことがありませんでしたが、こちらは体に触れられるのに嫌悪を感じる感度が非常に高い人が多くて、今まで混みあった車内で、触った、触らないの喧嘩が始まる所を何度も目にしてきました。混んでいる状態に極限のストレスを感じる人が多いのでしょう。明らかにこちらから当たってしまったら、Excuse me. (すみません)と言いましょう。混んでいて難しいのですが、なるべく人の体に当たらないようにした方がいいです。
11、最後に
ニューヨーク地下鉄は過去と比較してかなり安全になったとは言いますが、やはり早朝や、深夜など人の少ない時間帯に乗る場合は十分注意が必要です。以下に注意点を挙げてみました。
1、地下鉄を待つときは他にも人が待っている明るい場所で待つ。暗い場所には立たない。
2、他の乗客が多い車両に乗る。
3、自分の周囲に不審な人がいないかよく見渡す。
4、高価な物を持ったり身に着けたりしている時は特によく注意して、ドアのすぐ横の席に座らない。
5、車両の中で、むやみに財布を出したりしない。
6、居眠りはしない。
まとめ
ニューヨークの地下鉄は日本と違って遅れ、キャンセルが日常的に起きます。でもある程度それを予想して、前もって地図を携帯したり、外出前にネットで調べたりすれば、違うラインに乗ったり、家を早めに出るなど、ある程度の対策は可能です。
早朝、深夜に乗るときは十分注意が必要です。
以上、参考になりましたら幸いです。有難うございました。